先日、ホテルに宿泊した時に、受験生用のプランのチラシがおいてあったので読んでみると、朝応答がない場合は「部屋まで起こしにきてくれる」サービスがあると書いてありました。
これは、需要があるサービスだと思います。
実は我が家も昨シーズンは受験生がおりました。
多くの受験生が1月にセンター試験を受けると思います。
試験会場は泊まるほどの距離ではなかったのですが、センター試験の結果によっては遠方の大学の受験の可能性もでてくるので、「ひとりでホテルに泊まる練習」ということで、試験会場に近いホテルをとりました。
通っていた高校からは
「ホテルを取るのは、突然雪がふったり、交通機関が止まったりする場合に助かることも多いので選択肢の一つとして考えてもいいでしょう。ただし、親御さんはついていかないで。もう大きいんですから」
とくぎを刺されていました。なので、一抹の不安はありましたが、一人で行かせました。
会場は電車で1時間ほどの公立高校でした。しかし、それなら、それぞれ自分の高校で試験をうけれるようにするとか、市町村単位で地元の高校や大学で受験ができるようにするとか、できないものでしょうか?
そうすれば天候や交通事情でのトラブルの心配は軽減するし、受験生の負担も減ると思うのですが、、、、、。
前日の晩から宿泊し、センター当日の朝、そろそろ朝食の時間というころに、携帯に電話をかけてみたのですが、反応がありません。
何度も何度もかけなおします。が、出ません。(>_<)
だんだん不安になり、ホテルに直接電話をして、呼び出しをお願いしたのですが、
「おでになりません」
といわれました。
「あのぉ~、、、誠に申し訳ないのですが、ちょっと部屋に行って様子を見てきていただくことはお願いできませんでしょうか?」
(過保護親丸出しでお恥ずかしいのですが、試験を受けれなったらこれまでの苦労が水の泡となります、、、、(>_<))
「通常、私共はお部屋の中までうかがうことはいたしません」
「そ、そこを、なんとか、、、、」
「今日、センター試験でいらっしゃいますか?」
「はい」
「それでは、今回は特別、保護者様からご許可をいただいた、ということでノックしてもお返事がないようでしたら、お部屋のなかまで入らせていただくということでよろしいでしょうか?」
「おねがいします。」
ということで、ホテルの方に部屋まで行っていただくことになりました。
ノックして応答がなかったので、ドアを開けたらその気配で、息子は
「はっ」
と目が覚めたという事でした。とても楽しい夢を見ていたそうです。
情けない話ですが、ホテルの方のおかげで息子は寝坊せず、朝食を食べて、試験会場へ向かうことができました。
センター試験は2日がかりで行うので、もう1泊しなくてはなりません。
本人が言うには、1日目の試験がおわったあと、ホテルに戻り、集中力がまし、勉強がはかどったということでした。その晩、見直した問題などが2日目の試験に出て、絶好調だったという事でした。
初日はハラハラさせられましたが、無事にセンター試験を終えることができました。
うちの息子のように、携帯が鳴ってもおきない、目覚ましが鳴っても起きない、というケースは、充分考えられるます。(もちろんそれでは困るのですが)
先日みた、某ホテルの「お部屋まで起こしに行きます」サービスは、受験生が、一人でホテルに泊まるケースでは、心強いのではないでしょうか。
そのホテルでそのようなサービスをいつから明記しているのかわかりませんが、おそらく、そういった需要があってのことだと思います。
うちの息子のようなケースがいっぱいあったんだろうな~と想像します。
受験生の方はこれからが、正念場ですね。
体調管理に気を付けて、当日充分に実力を発揮できますように、応援しています!!