関根一夫 /発行 関根一夫
(著者の関根一夫さまから表紙画像掲載の許可をいただいております)
機能論的人間観と存在的人間観という考え方があるそうです。機能論的人間観とは、そのひとがこれができるから価値がある、というもの。存在論的人間観は、人はただ、そこにいてくれるだけでうれしい存在なのだ、という考え方です。
著者の学生時代の話、カウンセラーや牧師としての体験からの話、痴呆症を抱える家族へのカウンセリングの現場でのエピソードを交えて、わかりやすく書かれています。
特に印象深いのは
♯6 すばらしいお話をありがとうございました
話を聴いてもらうと楽になる
痴呆症の患者さんのご家族のグループカウセリンで起こった出来事。
著者の関根先生は、ほとんど言葉を発しなったそうなのですが、、、、、。
♯18 人とともに生きる「ストロークについて」
大切にされたい、そして自分の価値を認められたい
子どもの成長に大きく影響するストローク(愛撫)には、プラスのストロークとマイナスのストロークがあるそうです。
プラスのストロークの重要性、その後の人間関係の及ぼす影響などについてかかれてあり、結構考えさせられる内容です。
人間関係の不可解さ、理不尽さを解決するヒントがあるように思います。
各テーマが2~5ページくらいでまとめられていて、気になるテーマから読んでみるということもできます。
読むだけで、上質なカウンセリングを受けたような気持ちになる本です。
疲れている方、子育てや介護で悩みがある方などは、癒されるかもしれません。
また、カウンセラーや教員になるためのお勉強をされている方には、ぜひ、読んでいただきたい本です。きっと役に立つと思います。
残念ながら、今は手に入らないかもしれんせん。
古本で手に入ればラッキーだと思います。
情報があれば、また掲載したいと思います!!!