今日はめっきり寒いです。こんな寒い日に家の中でぬくぬくできることに幸せを感じています。
我が家を新築したのは24年前。「唯一」の贅沢は、「床暖房」でした。
まだまだその頃は、床暖房やペアガラスは一般的ではなく、オプションで付けるちょっと贅沢な物だったと思います。
寒がりで呼吸器が弱い私は、他の予算を削ってでも取り入れたいと、床暖房に魅力を感じました。
ハウスメーカーでは「雪国じゃないんですから、床暖房はやめてほかの設備に予算をまわしたらどうですか?」なんて言われましたが。
最終的に契約することになった会社は、家の下にコンクリートを流して温水パイプを巡らせて床下のコンクリートに熱を蓄熱させ家全体を温める床暖房を提案してくれました。
基本的には太陽光を利用するタイプでしたが、その予算は厳しくて(太陽光発電もその頃はいまほど普及していませんでした)灯油のボイラーを付けることになりました。
使い心地はどうだったかというと、「寒くない」、でした。
決して「暖かい」ではなかったです。
また、温水パイプの入口となっている台所は、家の中でも一番熱くなってしまうので、根菜も(すぐ腐ってしまうので)冷蔵庫に入れないとだめだったのは、残念でした。
「暖かくはないけれど」、春や秋のようなおだやかな空気で、特に不満はなく、こどもが小さい頃は、火の心配や、空気が汚れる心配もなかったので、良かったと思います。
さて、築20年も過ぎたころから灯油のボイラーの調子が悪くなりました。
何度か修理をして乗り越えましたが、メーカーの方から
「うちではもうボイラー作ってないので、ダメになったら別のメーカーで買い替えてください。」といわれました。
翌シーズン、ボイラーの買い替えを検討したころ、給湯のガスのボイラーが壊れてしまい、そのシーズンは給湯のガスボイラーの買い替えを優先することになりました。
暖房は、ひとまずエアコンと電気ストーブでなんとか、冬を越しました。
すると、いままでの冬の間の灯油の料金と増えた電気料金を比べると、灯油代の方が高かったことがわかりました。電気は高い、という思い込みがあったので驚きました。ここで我が家の「床暖房株」がだいぶ下がってしまいました。
さて、今シーズン、床暖房のボイラーを交換するか家族と話し合って、数十万かけてボイラーを交換するより、ストーブを1台増やしてみようということになりました。
私も夫も、円柱状のレトロなデザインの石油ストーブに以前から注目していました。
最後にアラジン・コロナ・トヨトミの3社・三機種が候補に残りました。
アラジンの石油ストーブはデザインが美しくて、最後まで迷いました。
しかし、部屋の広さを考えるとパワー不足。残念。
最終的には、トヨトミの石油ストーブに決定。
石油の給油や空気の入れ替えなど面倒なことも増えましたが、オレンジ色に燃えるストーブにの炎に癒されますし、なにより、直接的に暖かい!
また、リビングの吹き抜けから、2階もふんわり暖かくなるので助かります。
点火するときの、じわーんぼぼーという音とともに、灯油のにおいがしますが、とても懐かしい感じがします。子どものころの冬の情景が浮かんできます。
石油ストーブとこたつ・テレビの茶の間の風景。皆コタツから出たくなくて、うっかりトイレに立つとあれこれ用事をいいつけられてしまったっけ。
ストーブの上には煮物の鍋なんかがのっていたなあ。
アルミホイルに包んで銀杏やミカンをやくのもおいしかったなあ。おもちも焼いたなあ。
特に今日みたいな寒い日は、「石油ストーブ」がある幸福をしみじみ感じます。
我が家が購入したのはこちら↓決め手は消火時のにおいを軽減する機能がついている、というのを夫が評価したためです。
迷ったのはこちら↓ほれぼれするデザインです。
こちらも迷いました。↓
これも捨てがたかったです。↓デザインも良くパワーもあり値段も安いです。