2024年11月28日
  • 親子で楽しむおすすめ絵本

宮沢賢治 虔十公園林

宮沢賢治の作品で一番好きなのは「虔十公園林」

絵/伊藤亘 偕成社

新潮文庫「新編風の又三郎」収録

(偕成社さまから表紙画像使用の許可をいただいております)

 

 

主人公の虔十は、誰にもさからうことにない気のいい男(少年?青年?)少し発達がゆっくりで、まわりからは馬鹿にされているようです。

両親の畑仕事も文句をいわずによく手伝う働き者です。

 

そんな虔十が

「お母、おらさ杉苗七百本、買って呉ろ(けろ)。

と頼むのでした。

今まで、ものをねだったことのない虔十に、家族は杉の苗をかってあげることにしました。

虔十は、杉の苗を700本植え、ちいさな美しい林をつくりました。

いつしかその林にはこどもたちが遊びに来るようになりました。

 

あるとき、隣の平二に

 

「貴さんどごの杉伐れ」

と、迫られ虔十は、、、、、。

 

そして年月が流れて、、、、。

 

 

美しい美しい物語です。

 

本を読んで泣いたのは、これがはじめてだったかもしれません。

 

中学3年の時でした。

 

kenjyu

虔十公園林  宮沢賢治  絵 伊東亘  / 偕成社 

そのほか、新潮文庫「新編風の又三郎」収録 

 

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