先日、クリスマスのイルミネーションを見に出かけました。
おおきなヒマラヤスギに明かりがともっていて、すてきです。
私はクリスチャンではないけれど、不思議と私の身近にはクリスチャンの方がたくさんいます。
私自身は、クリスマスにはごちそうとケーキを食べて過ごす、といういかにも日本的な人ですが、それでも年に一度クリスマスをきっかけに、キリスト教・ほかの文化に触れるという習慣は、軽薄といわれようともいい習慣なのではないかと思います。
イルミネーションをみて、周辺をぶらついた後、クリスマスのメサイヤコンサート会場へと向かいました。
第九のコンサートは聴きに行ったことはありますが、メサイアコンサートというのははじめてです。キリストにちなんだ宗教曲のコンサートです。
最初にチャプレン(神父さん?牧師さん?のような人)が祈りの言葉を述べると、観客が一斉に「アーメン」と唱えたのには、驚きましたが、同時に、「これは宗教的なコンサートで、みんながこのコンサートを大事にしているのだな」というのが伝わってきました。そのなかにたまたまいる私も、クリスマスシーズンにメサイアを聴く同志のようなおごそかな気持ちになりました。
クラシック系のコンサートは、どこかでこちらの集中力がきれてしまうことが多いのですが、どの曲もすばらしく、充実したコンサートでした。
オーケストラ、合唱、ソリストの独唱と、見せ場は満載です。
また、指揮者とソリストはプロですが、合唱・オーケストラは学生と一般人です。
そして、アンコールは、観客も一緒に讃美歌を歌います。
クリスマス本来の意味に、少しだけ触れたような気がします。こんな過ごし方もいいかな、と思いました。