夏休みの読書感想文は子どもたちを本嫌いにしかねない厄介なものだと思います。長女は、読書感想文が苦手でした。毎年夏休みの後半、「読書感想文」で固まっていました。彼女にとっては大きな試練でした。中学生のこ …
銀河鉄道の父 門井慶喜 講談社 宮沢賢治の父の視線を通して語られる「賢治」の物語です。 賢治誕生の知らせを受けたところから、なくなった少し後までが描かれています。質屋を家業 …
「土神ときつね」は、ひりひりするような読後感があります。 野原の北のはずれにある、一本のきれいな女の樺の木には「土神」と「きつね」二人の友人がいました。 土神は、神とは言え、供物もあつま …
こどものころは宮沢賢治の作品を「語り」や「劇」できいたり見たりすることの方が多かったです。 風の又三郎は、父が寝る時に「語って」くれたのですが、自分が途中で寝てしまうため、導入部と「どっ …
宮沢賢治の作品で一番好きなのは「虔十公園林」。 絵/伊藤亘 偕成社 新潮文庫「新編風の又三郎」収録 (偕成社さまから表紙画像使用の許可をいただいております) 主人公の虔十は …
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